Claude Code キャッチアップ: 2026-08-04
取得日: 2026-08-04 ソース: changelog / docs / blog 対象バージョン: v2.1.221(2026-08-04)・v2.1.222(2026-08-04)(前回 2026-07-26 ダイジェスト(v2.1.220)以降の新着)
今回の注目ポイント
前回キャッチアップ(2026-07-26、v2.1.220 まで)以降の新着は v2.1.221 と v2.1.222(いずれも 2026-08-04)の 2 バージョン。セキュリティ面の重要修正が多く、worktree 分離セッション(およびそのサブエージェント)がメインのチェックアウトに対して破壊的な git コマンドを実行できてしまう問題が修正され、分離はファイル編集・Bash を含むすべてのセッション種別に適用されるようになった。あわせて、バックグラウンドエージェントのタスク(要約・コンパクション・リネーム)で PreToolUse の自動許可フックがツール制限をバイパスしていた問題、zsh の [[ ]] 正規表現条件で Bash 権限チェックを回避できた問題なども修正。機能面では VSCode の Focus view(ツール実行をターンごとの折りたたみサマリに隠す表示、Ctrl+Alt+F)、Linux/WSL 向けのサンドボックス認証情報ファイルのマスク(mode: "mask")、claude-api スキルの prompt-audit サブコマンドが追加された。加えて ultraplan 機能が削除され、バックグラウンドセッションの既定挙動が「作業保全のため commit & push し、必要な場合のみ draft PR を作成」に変更されている。
新機能・変更(changelog)
対象バージョン: v2.1.221(2026-08-04)〜 v2.1.222(2026-08-04)
セキュリティ・権限・サンドボックス
- バージョン: v2.1.222(2026-08-04)
- 内容:
- worktree 分離セッションとそのサブエージェントが、メインのチェックアウトに対して破壊的な git コマンドを実行できてしまう問題を修正。分離はすべてのセッション種別でファイル編集・Bash に適用されるようになった。
- バックグラウンドエージェントのタスク(要約・コンパクション・リネーム)で PreToolUse の自動許可フックがツール制限をバイパスしていた問題を修正。
- auto モードの安全性向上:
SendMessageで他のエージェントセッションに送るメッセージが、送信前に権限クラシファイアで評価されるようになった。
- バージョン: v2.1.221(2026-08-04)
- 内容:
- Bash ツールの権限チェック回避(zsh が
[[ ]]正規表現条件で隠れたコマンドを実行できた)を修正。該当コマンドは権限プロンプトが出るようになった。 - Windows で引用符を含むパスの PowerShell 権限チェックが誤動作していた問題を修正(承認プロンプトが出るように)。
- サンドボックスの認証情報ファイルに
mode: "mask"を追加(Linux / WSL)。サンドボックス化コマンドはセンチネルのコピー(ファイル全体、またはextract正規表現で捕捉したスパンのみ)を読み、実際の値はサンドボックスプロキシが egress 時に差し替える。macOS ではファイルマスクはdenyにフォールバック。
- Bash ツールの権限チェック回避(zsh が
モデル・サブエージェント・MCP
- バージョン: v2.1.222(2026-08-04)
- 内容:
- 組織で制限された
model: opus形式のサブエージェント/チームメイトのファミリーエイリアスが、親モデルに落ちるのではなく、同ファミリー内で最新の組織許可モデルへ段階的に下がるよう修正。 /usageが MCP サーバーに使用量を過剰に按分していた問題を修正。サーバーの取り分は、実際にそのツール結果を消費したリクエストのみを反映するようになった(呼び出し後の全ターンではなく)。- ローカルで利用できなくなったツール(例: MCP サーバー削除後)のツールエラーが表示されない問題を修正。
- 組織で制限された
- バージョン: v2.1.221(2026-08-04)
- 内容:
--mcp-configの MCP サーバーが print モード(-p)で最初のターン前に接続されず、モデルがツール呼び出しをリテラルテキストで出力していた問題を修正。- Google Vertex AI でのツール検索を Claude 4.5 世代以降のモデルで再有効化。
VSCode / エディタ・表示・入力
- バージョン: v2.1.221(2026-08-04)
- 内容:
- Focus view を追加(VSCode): チャットメニューのトグルで、ツール実行をターンごとの展開可能なサマリ(実行中ツールのライブ表示付き)に隠す。
Ctrl+Alt+Fまたは「Claude Code: Toggle Focus view」で切り替え。 - thinking トグルが「thinking off で開始したセッションで以降効かない」問題、接続中の MCP サーバー無効化が黙って元に戻る問題を修正。
- Esc でプロンプトを取り消して再送信すると @-mention したファイルが黙って落ちる問題を修正。
- Vim モード: yank レジスタがダイアログ・履歴検索・トランスクリプト表示をまたいで保持されるように(従来は黙って空になっていた)。空プロンプトまで undo すると「もう一度 ← で確定」が働くように。
- 絵文字オートコンプリートが
:thumbsup::thumbsdown::love:などの別名ショートコードも受け付けるように。
- Focus view を追加(VSCode): チャットメニューのトグルで、ツール実行をターンごとの展開可能なサマリ(実行中ツールのライブ表示付き)に隠す。
バックグラウンドセッション・ワークフロー
- バージョン: v2.1.221(2026-08-04)
- 内容:
- バックグラウンドセッションの既定挙動を変更: 作業を保全するため commit & push し、タスクが求める場合のみ draft PR を作成、CLAUDE.md の git 指示に従い、最後に必ず作業の所在を報告する。
/forkでフォークしたセッションは、元セッションのチェックアウトで作業するのではなく、自分専用の worktree を新規作成するように変更。/statusがセッション種別(interactive、またはattached/unattendedのバックグラウンドジョブ)を表示するように。claude-apiスキルにprompt-auditサブコマンドを追加(古いモデル向けに書かれたパターンがないかプロンプト・ツール説明を監査)。
- バージョン: v2.1.222(2026-08-04)
- 内容:
SendMessageが長い summary を拒否していた問題を修正(失敗ではなく切り詰めるように)。disable-model-invocation指定のスキルを Claude が呼ぼうとしたときの拒否メッセージを改善(ワークフローを再現するのではなく、ユーザーにスキルの実行を依頼するよう促す)。
プラグイン・接続・プロキシ
- バージョン: v2.1.222(2026-08-04)
- 内容:
- HTTPS プロキシ配下で起動時の接続チェックがハングして失敗する問題を修正。API リクエストと同じプロキシ対応トランスポートを使い、明確なメッセージでタイムアウトするように。
- 実際には完了していたレスポンスに「Connection closed mid-response」エラーが報告される問題を修正。
- ブランチを push した後(GitHub REST API 経由を含む)に作成された PR にセッションがリンクされない問題を修正。
- Remote Control の自動起動を、リポジトリローカル設定(
.claude/settings.json/.claude/settings.local.json)では有効化できない(無効化は可能)よう変更。有効化は/configからユーザースコープで行う。
- バージョン: v2.1.221(2026-08-04)
- 内容:
claude plugin validateに、Claude Desktop の管理マーケットプレイス同期で拒否される名前への警告を追加。/plugin installが、プラグイン未検出を報告する前に古いマーケットプレイスカタログを更新して再試行するように。/pluginからインストールしたプラグインは安全な場合すぐ有効化(従来は常に/reload-pluginsが必要)。
その他の修正・削除
- バージョン: v2.1.222(2026-08-04)
- 内容:
- ultraplan 機能を削除。
/diffビュー・Remote Control のワークスペース diff・Claude Code on the web のファイル編集 diff が、raw な git blob の内容を使うように(ワークスペース設定の diff ドライバ・textconv を無視)。- stream idle タイムアウトがカスタム
ANTHROPIC_BASE_URLゲートウェイでサーバーの keep-alive ping 到達にもかかわらず発火する問題を修正。
- バージョン: v2.1.221(2026-08-04)
- 内容:
- WebSearch が thinking 無効時に effort
xhigh/maxで 400 エラーになる問題を修正。 - Stats パネルがトークン合計にキャッシュトークンを算入し、入力・出力・キャッシュ read/write の内訳を表示するように。
- Windows 起動時に、プロセス生成時刻を PowerShell 起動ではなくネイティブの kernel32 呼び出しで取得(
powershell.exeをゲートするエンドポイントセキュリティのプロンプトを回避)。 - fast モードがセッション途中で使用クレジットを使い切った際、黙って失敗せずストリーム上で報告するように。
- WebSearch が thinking 無効時に effort
使い方メモ(任意)
- worktree 分離の強化は、並列作業やバックグラウンド/サブエージェント運用での安全性に直結する重要修正。分離セッションが誤ってメインのチェックアウトへ破壊的操作を行うリスクが塞がれたため、worktree ベースの並列ワークフローを使っている場合は v2.1.222 以降への更新が推奨される。
- Remote Control の自動起動は、リポジトリローカル設定からは有効化できなくなった(無効化のみ可能)。チームで Remote Control を使う場合は
/configのユーザースコープで有効化する運用に切り替える。 - 前回(v2.1.219)のダイジェストにあった Claude Opus 5 のデフォルト化やサブエージェントのネスト規定などは 2026-07-24 のダイジェストを参照。