Claude Code キャッチアップ: 2026-08-26
今回の注目ポイント
前回キャッチアップ(2026-08-25、v2.1.246 まで)以降の新着は v2.1.247(2026-08-26)の 1 バージョンのみだが、内容は機能追加・改善・仕様変更が大量に入った大型リリース。目玉は 4 点。(1) セッション中に不具合が起きたときに Claude がフィードバックレポートを下書きし、/feedback から確認・送信できる SendFeedback ツール(feedbackDrafts 設定で無効化可)。(2) /claude-api cost-optimize で既存プロジェクトの Claude API 支出をプロファイルし、キャッシュ・トークン節約・バッチ・effort・モデル選択などのコストレバーを 1 つずつ計測しながら改善できる。(3) Bash 権限プロンプトに Auto モードへの誘導 Tip(ワンキーで「Yes, and switch to auto mode」)を追加。(4) Sonnet 5 の既定オートコンパクト閾値を 1M コンテキスト全体に変更(約 934K → 約 967K トークンでコンパクト)。あわせてサブエージェントの初回モデル 404 時のフォールバック連鎖、巨大なフック出力によるセッション詰まり、非ラテン系キーボードでの Ctrl ショートカット、/terminal-setup の Zed keymap 上書き、クラウドセッションのコンテナ再起動時の作業消失など、実運用に効くバグ修正が多数。
ブログ(claude.com/blog)・raw changelog(raw.githubusercontent.com)は egress ブロックにより取得できずスキップ。changelog(GitHub リリース Atom フィード)をバックボーンとしてまとめている。
新機能・変更(changelog)
対象バージョン: v2.1.247(2026-08-26)(前回 2026-08-25 ダイジェスト(v2.1.246)以降の新着)
新機能(v2.1.247)
- バージョン: v2.1.247(2026-08-26)
- 内容:
SendFeedbackツールを追加。セッション中に何か問題が起きると、Claude がフィードバックレポートを下書きし、ユーザーが/feedbackから確認して送信できる(feedbackDrafts設定でオフにできる)。spinnerTipsOverrideを拡張。{id, text, cooldownSessions, priority}形式のエントリ、tipsFile、labelを追加し、組織が組み込み Tip と並べて独自 Tip をローテーションできるようにした。- Bash 権限プロンプトに Auto モードへの Tip を追加。ワンキーで「Yes, and switch to auto mode(許可して Auto モードに切り替え)」を選べる。
/claude-api cost-optimizeを追加。既存プロジェクトの Claude API 支出をプロファイルし、キャッシュ・トークン節約・バッチ・effort・モデル選択といったコストレバーを、計測しながら 1 変更ずつ進められる。/claude-apiスキルに Admin API 対応を追加(組織メンバー、招待、ワークスペース、API キー、レート制限レポート、workload identity federation、CMEK)。
重要な仕様変更(v2.1.247)
- Sonnet 5 の既定オートコンパクト閾値を 1M コンテキスト全体に変更。1M ウィンドウのセッションは従来の約 934K ではなく 約 967K トークンでオートコンパクトするようになった。
- クロスセッションのピアメッセージを既定で 1 行に折りたたみ表示(
Message from @<sender>: <先頭行>)。全文は Ctrl+O で展開。 - レンダリング済み Markdown 内のターミナルハイパーリンクのうち、ネットワーク/オートマウンタのパスを指すもの・制御文字を含むもの・不可視文字で始まるものは、プレーンテキストとして表示するように変更(セキュリティ強化)。
- 分析(analytics)を起動時からオフにするよう変更(従来はログイン後にオフ)。managed settings が gateway ログインを強制する場合やカスタム OAuth デプロイ構成時に適用。
- 組織サインイン強制: 管理者の managed settings を読めない場合、host 提供設定やユーザー単位の Windows レジストリ設定があっても起動時に終了するよう変更。
- プロンプトフッターの PR バッジは、直近チェックが 1 分未満なら端末再フォーカス時の GitHub 再チェックをスキップ。
- Claude apps gateway サインイン要求が Claude Code を明示(
surface=claude_codeデバイス認可パラメータとclaude-code/<version>User-Agent)。
主なバグ修正(v2.1.247)
- サブエージェントが初回モデル 404 で落ちる問題を修正。セッションのフォールバックモデル連鎖を使うようになり、親に返るエラーにはエラー種別・ステータス・request id・モデルが含まれる。
- フックやバックグラウンドエージェントが数 MB のエラー出力を吐くと会話があふれて「Prompt is too long」でセッションが固まる問題を修正。
- **クラウドセッション(web / デスクトップ / モバイル)**で、バックグラウンドエージェント・シェル・monitor 実行中にターン間でコンテナが再起動すると無反応になる問題を修正(再開後は失われた作業を報告する)。同じくモード切替直後の権限モード表示ずれも修正。
- 非ラテン系(例: キリル文字)キーボードレイアウトの kitty-protocol 端末で Ctrl ショートカットが発火しない問題を修正。
- Bash サンドボックスのコマンド後クリーンアップが、dotfile 管理(nix/home-manager, stow)の
~/.claude/settings.jsonシンボリックリンクを削除してしまう問題を修正。 /terminal-setupが Zed のkeymap.json全体を上書きしていた問題を修正(キーバインドをマージするように)。/compact・「Summarize from here」が--agent起動セッションで会話固有ではなく既定システムプロンプトで要約していた問題を修正。/install-github-appを SSH 越しに実行した際のコピー動作・サインイン URL 表示を改善。- 高速な矢印キー + Enter 連打が履歴検索・
/config・/mcp・/skills・バックグラウンドタスク・/modelで 1 つ上の行に作用してしまう問題を修正。 - サードパーティ製 API プロキシが書いた、Anthropic API が受け付けないツールブロックを含む履歴で再開時に毎ターン 400 になる問題(関連修正は前バージョンにもあり)に続き、本バージョンでも複数のクラウド/リモート系の安定性修正が入っている。
改善(v2.1.247)
- プラグインマーケットプレイスの堅牢化: 名前に制御文字/不可視文字を含むものを拒否。
/plugin・claude plugin出力のマーケットプレイス由来テキストをエスケープ安全に。 - **Bedrock / Vertex / Foundry セッション(およびテレメトリ無効セッション)**で、設定した MCP サーバーの接続失敗を Claude に通知するよう改善(ツールが存在しないと誤認しないように)。
使い方メモ(任意)
- API コストを抑えたいプロジェクトでは、
/claude-api cost-optimizeを実行すると支出のプロファイルとレバー(キャッシュ・トークン節約・バッチ・effort・モデル選択)ごとの改善提案が得られる。1 変更ずつ計測しながら適用する設計。 - Bash の権限プロンプトを都度承認するのが手間な場合、v2.1.247 のプロンプト内 Tip からワンキーで Auto モードに切り替えられる(Auto モードのルールは前バージョン v2.1.246 で
/permissionsの Auto モードタブから閲覧・編集可能)。 - 不具合に遭遇した際は、Claude が
SendFeedbackで下書きしたレポートを/feedbackから確認・送信できる。下書きが不要ならfeedbackDrafts設定でオフにする。 - Sonnet 5 を 1M コンテキストで使っている場合、オートコンパクトが約 967K トークンまで発生しなくなり、長いセッションをより長く継続できる。