Claude Code キャッチアップ: 2026-08-19
取得日: 2026-08-19 ソース: changelog / docs / blog 対象バージョン: v2.1.236(2026-08-19)(前回 2026-08-18 ダイジェスト(v2.1.235)以降の新着)
今回の注目ポイント
前回キャッチアップ(2026-08-18、v2.1.235 まで)以降の新着は v2.1.236(2026-08-19)の 1 バージョン。今回は新設の環境変数・セッション間連携・macOS サンドボックス強化に加え、2.1.229 系のリグレッション修正が多数。特に押さえたいのは 5 点。
ANTHROPIC_DEFAULT_MODEL環境変数を追加: 新規セッションが開始するモデルを指定できる。ANTHROPIC_MODELと違い、/modelでの選択が上書きでき、その選択が再起動をまたいで維持される。SendMessageにnotify_when_idleを追加: 同一マシン上の別 Claude Code セッションに対し、「次にアイドルになったら 1 回だけ通知して」と依頼できる。オプトイン・一度きり・ポーリング不要(macOS / Linux)。- macOS サンドボックスのワイルドカード read-deny を強化:
**/.envのようなワイルドカードの読み取り拒否ルールが、許可された読み取り領域内でも優先されるようになった。マッチしたディレクトリの中身も対象になり、拒否対象ファイルのリネームで回避することもできなくなった。 - auto モードの分類・安全性を改善:
Monitorの allow ルールが auto モード中は一時的に無効化され、Monitor コマンドが Bash コマンドと同じレビューを受けるようになった。Bedrock / Vertex AI / Foundry・テレメトリ無効時でも、分類器が Claude API と同じ既定値(重大度スコア付き分類を含む)を使うようになった。またstatus.showUntrackedFiles=no設定で git status チェックがクリーンだと誤認されることもなくなった。 - スラッシュコマンドのタイプミス時の挙動を変更: 打ち間違えたスラッシュコマンドや当該セッションで使えないコマンドで Enter を押すと、最も近いあいまい一致を勝手に実行せず、その旨を報告するようになった(プレフィックスやエイリアスは従来どおり実行される)。
なお、ブログ/ニュース(claude.com)・docs(code.claude.com)は今回も直接取得できなかったため、changelog をバックボーンとしてまとめた(raw.githubusercontent.com は egress ブロック、GitHub のリリース Atom フィードから取得)。
新機能・変更(changelog)
対象バージョン: v2.1.236(2026-08-19)
新機能・改善(v2.1.236)
- バージョン: v2.1.236(2026-08-19)
- 内容:
ANTHROPIC_DEFAULT_MODEL環境変数を追加。新規セッションの開始モデルを設定する。/modelでの選択が上書き可能で、その選択は再起動後も維持される(ANTHROPIC_MODELとは異なる挙動)。- セッション間の
SendMessageにnotify_when_idleを追加。同一マシン上の別 Claude Code セッションに、次にアイドルになったとき 1 回だけ通知するよう依頼できる。オプトイン・一度きり・ポーリング不要(macOS / Linux)。 - サンドボックス(macOS): ワイルドカードの read-deny ルール(例
**/.env)が、許可された読み取り領域の内側でも優先されるようになった。マッチしたディレクトリの中身も対象になり、拒否対象ファイルのリネームでは回避できない。 - auto モード:
Monitorの allow ルールを auto モード中は一時的に脇に置き、Monitor コマンドを Bash コマンドと同様にレビューするようにした。 - auto モード(Bedrock / Vertex AI / Foundry、およびテレメトリ無効時): 分類器が Claude API と同じ既定値(重大度スコア付き分類を含む)を使うようにした。
- auto モード: git status チェックが、リポジトリの
status.showUntrackedFiles=no設定によってクリーンなツリーと誤報告されることがなくなった。 /modelピッカーの変更: 最新モデルの名前だけをハイライトするようにし、ハイライトが「新リリース」を指すようにした(従来はリストの一部を恣意的にハイライトしていた)。/goal: 長時間のバックグラウンド作業の裏でゴールが待機しているアイドルセッションが、ユーザーの復帰を待たずに 30 分後(その後 1 時間・2 時間)に自動でチェックインするようになった。/usage: Team / Enterprise メンバー向けに usage-credits の支出行を表示し、支出が発生する前は 0% の行を表示するようにした。- print/SDK モードでの SIGTERM: 終了前に「中断されたターン」や合成的なツール拒否を記録しなくなった。実行中コマンドは引き続き終了され、プロセスは終了コード 143 で終了する。
- スラッシュコマンドのタイプミスや当該セッションで使えないコマンドで Enter を押すと、最も近いあいまい一致を実行せずその旨を報告するようになった(プレフィックス・エイリアスは実行される)。
- Remote Control: CLI が終了したりターミナルが閉じたりすると、数秒でセッションをオフラインとしてマークするようになった。
SendMessage: 短時間の大量送信がセッションの受信箱の受け入れ量を超える場合、「送信済み」と報告しつつ実際は破棄する代わりに、事前に以降のメッセージを拒否するようになった。- スタートアップ性能を改善(セッションカウンタをバックグラウンドで書き込むようにした)。
- UI 調整: プロンプト枠のセッションタイトルチップをフッター右端に合わせ、右寄せのフッター項目(ゴール表示・セッション状態・バックグラウンドエージェント状態)と切り詰められた通知が、プロンプト領域と一貫した右マージンを共有するようにした。
- [VSCode] トランスクリプトのスクリーンリーダー対応を追加。返信・権限リクエスト・エラー・状態変化のライブアナウンスと、ターンごとの見出しナビゲーションに対応。
修正(v2.1.236)
- バージョン: v2.1.236(2026-08-19)
- 内容:
- セッションが切り替えたディレクトリが削除された後、クリップボードコピー・バックグラウンドのハウスキーピング・バックグラウンドセッション・ローカル MCP ログが壊れる問題を修正(2.1.229 以降のリグレッション)。
- フルスクリーンレンダラーが一度の起動失敗で恒久的に失敗する問題を修正。以降は起動のたびに終了せず、クラシックレンダラーにフォールバックするようにした。
/modelピッカーがターミナルより高く描画される問題を修正。ウィンドウに収まる分だけモデルを表示し、残りはスクロールで到達できるようにした。- 不正な閉じタグでメッセージ本文が summary フィールドに入り込むと
SendMessage呼び出しが拒否される問題を修正。 - サブプロセスの起動失敗時に未処理の Promise 拒否が発生する問題を修正(例: Windows interop を無効化した WSL 上の
powershell.exe。2.1.234 のリグレッション)。 - フルスクリーンモードで、ターミナルのリサイズ後に新規送信メッセージが次の更新まで表示されないことがある問題を修正。
- フルスクリーンモードで、複数行プロンプトをクリアした後にプロンプト上部へ空白の帯が残る問題と、ターミナルを別画面にして戻すとペインが再描画されない問題を修正。
- managed-settings の承認プロンプトが起動時に表示されないのに、最初のキー入力を承認として取り込んでしまうことがある問題を修正。
- tmux(iTerm tmux 連携)でターミナルのタブタイトルが揺れる問題を修正。960ms ごとにアニメーションさせず、テキストが変わったときのみ書き込むようにした。
- クラウド環境の一覧が空または不正な形式で返ってきたときの不明瞭なエラーを修正。
- Remote Control 使用時に、Fable 5 の初回 usage-credits プロンプトが 60 秒無応答でフォールバックモデルを自動選択してしまう問題を修正。
~/.claude.jsonにキャッシュされた guest-pass 報酬が不正な形式のとき、スピナーのヒントが表示されずバックグラウンドエラーが繰り返される問題を修正。- SDK / VS Code セッションで、セッションの作業ディレクトリ削除後にスキルのホットリロードが変更のたびにエラーを出す問題を修正(2.1.229 以降)。
- self-hosted runner セッションが idle・retire・起動タイムアウトで解放された際、post-session フックの完了前に別 runner で再開してしまうことがある問題を修正。
- iTerm2 の一部フォントサイズで Clawd マスコットの目と足が不揃いに描画される問題を修正。
- セッション recap が暴走することがある問題を修正。recap テキスト(自動・
/recapの両方)を単語境界で切り、最大 400 文字に制限した。 - Fable 5 の first-time usage-credits プロンプト関連の挙動を修正(上記の Remote Control ケースを含む)。
使い方メモ(任意)
- セッション開始モデルを固定したい場合:
ANTHROPIC_DEFAULT_MODELを設定すると新規セッションの初期モデルを指定できる。ANTHROPIC_MODELと違い、その後の/model選択が上書きでき、選択は再起動をまたいで維持される。「基本はこのモデル、必要に応じて手動で切り替え」という運用に向く。 - 複数セッションを並行運用している場合:
SendMessageのnotify_when_idleを使うと、別セッションが次にアイドルになったときに 1 回だけ通知を受け取れる(macOS / Linux)。長時間タスクの完了待ちをポーリングせずに済む。 - 機密ファイルをサンドボックスで守りたい場合(macOS):
**/.envのようなワイルドカード read-deny ルールが許可領域内でも優先され、ディレクトリ配下やリネームでの回避もできなくなった。セキュリティ観点で更新推奨。 - auto モードを使うワークフロー:
Monitorコマンドが Bash と同じレビュー対象になり、Bedrock / Vertex / Foundry・テレメトリ無効環境でも Claude API と同じ分類既定値が使われるようになった。auto モードの挙動がプラットフォーム間でより一貫する。