Claude Code キャッチアップ: 2026-08-07
取得日: 2026-08-07 ソース: changelog / docs / blog 対象バージョン: v2.1.224(2026-08-07)(前回 2026-08-06 ダイジェスト(v2.1.223)以降の新着)
今回の注目ポイント
前回キャッチアップ(2026-08-06、v2.1.223 まで)以降の新着は v2.1.224(2026-08-07)の 1 バージョン。目玉は 3 つの大きな新機能で、(1)セルフホスト実行環境(claude self-hosted-runner)が追加され、Team / Enterprise プランで自前のマシンやコンテナを Claude Code の Web・モバイル・デスクトップセッションの実行先にできるようになった。(2)クロスセッション SendMessage(macOS / Linux)で、任意のマシン上の Claude Code セッション同士がメッセージを送り合えるようになり、ListAgents で相手を探索できる(bypassed permissions で動くセッション宛のメッセージは承認保留、crossSessionInbound / dialogExpiry 設定で制御)。(3)プラグインの archive ソースが追加され、git や npm なしで HTTPS 越しの zip からプラグインを導入できる(任意で SHA-256 ピン留め)。あわせて 200 サブエージェント/セッションの上限が撤廃され、長時間セッションが新規エージェント生成を拒否しなくなった。セキュリティ面では、長いプロジェクトパス(>200 文字)が別プロジェクトのセッションディレクトリに解決されクロスしていた問題、末尾スラッシュ付きの sandbox deny エントリ(denyRead: "~/.aws/" 等)が Linux / macOS で黙ってバイパス可能だった問題などが修正された。Remote Control とサンドボックスの認証情報マスキング(decode: "jwt" / awsPairs / sigv4 等)も大きく強化されている。
新機能・変更(changelog)
対象バージョン: v2.1.224(2026-08-07)
セルフホスト実行環境・実行先
- バージョン: v2.1.224(2026-08-07)
- 内容:
- セルフホスト実行環境を追加。
claude self-hosted-runnerで、自前のマシンやコンテナを Claude Code の Web・モバイル・デスクトップセッションの実行先にできるようになった(Team / Enterprise プラン)。
- セルフホスト実行環境を追加。
クロスセッション通信(SendMessage / ListAgents)
- バージョン: v2.1.224(2026-08-07)
- 内容:
- クロスセッション
SendMessageを追加(macOS / Linux)。任意の自マシン上の Claude Code セッション同士がメッセージを送り合えるようになり、ListAgentsで相手セッションを探索できる。 crossSessionInboundとdialogExpiry設定を追加。bypassed permissions で動くセッションに送られたクロスセッションメッセージは承認保留となり、それ以外のセッション宛メッセージは自動配信される。SendMessageがチームメイトの inbox への書き込みに失敗しているのに「Message sent」と報告していた問題を修正。配信失敗はエラーとして報告されるようになった。
- クロスセッション
セキュリティ・権限・サンドボックス
- バージョン: v2.1.224(2026-08-07)
- 内容:
- 長いプロジェクトパス(>200 文字)が、共有のサニタイズ済みプレフィックス配下で別プロジェクトのセッションディレクトリに解決されてしまう問題を修正。セッション一覧・リネーム・フォーク・削除・
/resumeがプロジェクトをまたがなくなった。 - 末尾スラッシュ付きで書かれたサンドボックスの filesystem deny エントリ(例:
denyRead: "~/.aws/")が、Linux / macOS で黙ってバイパス可能だった問題を修正。 - サンドボックスの認証情報マスキングオプションを追加: 構造化された env 値向けの
extractとonExtractNoMatch、JWT 対応マスキングのdecode: "jwt"(maskClaims付き)、AWS SigV4 再署名のawsPairs/sigv4。これらはnetwork.tlsTerminateが必要で、user / managed /--settingsの設定からのみ有効。 - サンドボックス違反の詳細が Bash ツールの結果に現れない問題を修正。どのファイル/ネットワークアクセスがなぜ拒否されたかを Claude が把握できるようになった。
- 長いプロジェクトパス(>200 文字)が、共有のサニタイズ済みプレフィックス配下で別プロジェクトのセッションディレクトリに解決されてしまう問題を修正。セッション一覧・リネーム・フォーク・削除・
サブエージェント・MCP・モデル
- バージョン: v2.1.224(2026-08-07)
- 内容:
- 200 サブエージェント/セッションの生成上限を撤廃。長時間セッションが新規エージェントを拒否しなくなった(並行数・深さの上限は引き続き有効)。
- ターン途中で接続する MCP ツールが、名前をモデルに通知されないままツール検索用に遅延されていた問題を修正。
- Bedrock 向けに
ANTHROPIC_BEDROCK_REGION_PREFIXenv var を追加。AWS_REGION由来のものより優先して特定のクロスリージョン推論プロファイルを選択できる。
プラグイン
- バージョン: v2.1.224(2026-08-07)
- 内容:
archiveプラグインソースを追加。git や npm なしで HTTPS 越しの zip からプラグインを導入できる(任意で SHA-256 ピン留め)。- 同じプラグインを複数プロジェクトにインストールした際に、プラグインのインストール記録が黙って破損する問題を修正。
Remote Control
- バージョン: v2.1.224(2026-08-07)
- 内容:
- Remote Control の自動起動が、期限切れログイントークンでのコールドスタート時に「Remote credentials fetch failed」で断続的に失敗する問題を修正。
- Remote Control / SDK クライアントが
/clearなどの出力なしコマンド後に空の「(no content)」メッセージを表示する問題を修正。 - サーバーセッション期限切れ後に再作成された Remote Control セッションが、以前のローカル会話履歴を新セッションにアップロードしてしまう問題を修正。
- 改善: アタッチ済みの Web / モバイルクライアントが、無言の停止ではなくコンパクションの進捗とコンパクション後の境界を確認できるように。
/clearのリセットもアタッチ済みクライアントへ伝播するように。 - 改善: 接続失敗時に、8 秒のトーストではなく詳細と再接続ショートカット付きの永続的な失敗インジケータを表示するように。
- 新セッションがコンパクションや
/resume後に発行された際、古いサーバーセッションを死んだまま一覧に残さずアーカイブするように変更。 - セッション再開(
--resume、SDK ホスト、VS Code 拡張)が、ユーザーがオフにした Remote Control を黙って再接続する問題を修正。 - [VSCode] 接続失敗後も拡張機能が Remote Control を接続済みと表示する問題を修正。
- [VSCode] 明示的に有効化しても
remoteControlAtStartupを尊重しないセッションがあった問題を修正。
表示・入力・クリップボード・ペースト
- バージョン: v2.1.224(2026-08-07)
- 内容:
- コマンドのテキストを変える利用不可なペーストを削除する際に、キャンセル&確認ステップを追加。
- リコール/復元したペースト内容が、ペーストが期限切れになっていたりプレースホルダ番号が衝突したりした場合に、まれに誤ったデータを添付したり黙ってテキストを失ったりする問題を修正。
- リコールしたペーストのプレースホルダ番号を、入力に確定される際に振り直すように変更。
- Wayland での select 時コピーがクリップボードに届かないことがある問題を修正(2 つの選択書き込みが競合しなくなった)。
- フルスクリーンモードを改善し、繰り返しコンパクションをまたいでもコンパクション前の全履歴をスクロールバックに保持するように(従来は直近の 1 区間のみ)。
フィードバック・その他の変更
- バージョン: v2.1.224(2026-08-07)
- 内容:
- フィードバックアンケートのトランスクリプト共有が長いセッションで黙って失敗する問題を修正。失敗時は成功メッセージではなくエラーを表示するように。
- フィードバックアンケートのトランスクリプト共有を変更: 同意があれば、最後のリクエストのモデル設定(システムプロンプト=
CLAUDE.mdの指示を含む・ツール定義・モデルパラメータ)も併せてアップロードするように。シークレットは従来通り秘匿され、共有が大きすぎる場合はこれらのフィールドが最初に落とされる。 - Bash ツールの説明を変更し、コマンド出力はモデルに表示されるがユーザーには確実には表示されないことを常に明記するように。
使い方メモ(任意)
- セルフホスト実行環境(
claude self-hosted-runner)は、クラウド実行のセッションを自前のマシン/コンテナで動かしたい Team / Enterprise 向けの新機能。自組織のネットワーク内でリモートセッションを走らせたい場合の選択肢になる。 - クロスセッション
SendMessage(macOS / Linux)は、複数の Claude Code セッションを協調させるマルチエージェント運用の基盤。ListAgentsで相手を探し、bypassed permissions で動くセッション宛はcrossSessionInbound/dialogExpiryで承認保留・自動配信を制御できる。安全のため、bypass 権限セッション宛メッセージは既定で承認保留される点に注意。 archiveプラグインソースは、git / npm を前提としない配布経路。HTTPS 越しの zip を SHA-256 でピン留めして導入でき、社内配布やオフライン気味の環境でのプラグイン管理がしやすくなる。- セキュリティ修正(長いパスのクロスプロジェクト解決・末尾スラッシュ deny のバイパス・サンドボックス違反詳細の非表示)が複数含まれるため、サンドボックスや複数プロジェクト運用をしている環境では v2.1.224 への更新が推奨される。