Claude Code キャッチアップ: 2026-09-25
今回の注目ポイント
- v2.1.283(2026-09-25)の1バージョンが新着。モデルガバナンス系の管理設定が拡充され、
availableModelsMatch: "exact"(列挙したモデルのみ許可=新リリースは登録するまでブロック)とdeniedModels(特定モデルを明示ブロック)が追加された。 - 前バージョン v2.1.282 で予約された
claude-ai名前空間の予約が取り消し(Revert) され、claude-ai名のスキル/コマンド/ワークフロー/MCP が再び読み込めるようになった。Skill(claude-ai:*)も通常の prefix ルールに戻る。 - 設定/CLAUDE.md 保守向けに
/doctor prompt-audit(/checkup prompt-audit) を追加。古いモデル向けのプロンプト記法を CLAUDE.md・スキル・エージェント・コマンドから検出できる。 claude plugin validate/install/uninstall周りの不具合修正が多数。加えて vim モード、起動/初回応答レイテンシ、各種リスト UI(ページキー/マウス対応)の改善、Windows の PowerShell 削除コマンドのセキュリティ修正など。
新機能・変更(changelog)
対象バージョン: v2.1.283(v2.1.282 まで収録済み)
モデル管理・ゲートウェイ
- バージョン: v2.1.283(2026-09-25)
- 内容:
availableModelsMatch管理設定を追加。"exact"にするとavailableModelsの各エントリはそのバージョンのモデルだけを許可し、新リリースは列挙されるまでブロックされる。deniedModels管理設定を追加。availableModelsで許可されていても特定モデルをブロックできる。- LLM ゲートウェイが1つのユーザープロンプトに紐づくリクエストをグルーピングできるよう、ゲートウェイヒントヘッダに
x-claude-code-prompt-idを追加(CLAUDE_CODE_GATEWAY_HINT_HEADERS=1でオプトイン)。 - Claude apps ゲートウェイに、リクエストを構築・署名するが上流に送らずクライアントへ定型応答を返す
load_test_modeブロック(負荷試験用・オプトイン)と、Amazon Bedrock の Mantle エンドポイント向けmantle上流プロバイダを追加。
名前空間(claude-ai 予約の取り消し)
- バージョン: v2.1.283(2026-09-25)
- 内容: v2.1.282 で行った
claude-ai名の予約を Revert。claude-ai名のスキル/コマンド/ワークフロー、および MCP サーバのスキル/プロンプトが再び読み込めるようになり、Skill(claude-ai:*)ルールは通常の prefix ルールとして扱われる。あわせてSkill(anthropic-skills:<name>)の deny ルールは Claude Desktop がプラグインとして配信した同スキルにも効くようになり、Skill(skill:<name>)の deny はスキルのエイリアス/表示名にもマッチするよう変更。
診断・可観測性
- バージョン: v2.1.283(2026-09-25)
- 内容:
/doctor prompt-audit(/checkup prompt-audit)を追加。CLAUDE.md・スキル・エージェント・コマンドを、古いモデル向けに書かれたプロンプト記法がないか監査する。prompt-auditは設定監査で stale なパス/コマンドや矛盾する指示ファイルを先頭に出し、Claude Code が公式に文書化している thinking キーワードは保持するよう改善。OTEL_LOG_TOOL_CONTENT=1のとき、MCP ツール・WebFetch・WebSearch の出力を OpenTelemetry のtool.outputspan イベントに含めるよう追加。/contextが MCP サーバの instructions を独立行として計上し、合計にカウントするよう修正。
プラグイン
- バージョン: v2.1.283(2026-09-25)
- 内容:
claude plugin validateの検証強化(インストール不能な marketplace/plugin 名の弾き、outputStyles/themes/monitors/lspServersのパス欠落・ディレクトリ外参照を fail に)、claude plugin detailsがplugin.json宣言の MCP サーバ数を 0 と表示する不具合、marketplace remove/uninstall(大文字小文字違いの id 誤削除)・バージョン未宣言プラグインの復元・installed_plugins.jsonの破損時リカバリなど多数の修正。--plugin-dirの読み込み失敗エントリに該当ディレクトリを示すpathを追加。
入力・エディタ(vim / キーバインド)
- バージョン: v2.1.283(2026-09-25)
- 内容: vim モードの
.(Shift+Enter 改行の欠落、アクセント文字内でのカーソル、3J/VisualJ後の誤リピート)、超長プロンプトの normal モード復元時のカーソル位置、V→pの着地、Jの行結合スペーシングを Vim 準拠に修正。keybindings.jsonはミススペル修飾子(例ctl+k)を debug ログで警告し修正案を提示。組み込みキーバインドガイドのチョードのタイムアウト表記(1秒→3秒)やcmd/metaの説明も修正。高速連打(type-ahead・キーリピート・ssh/tmux 越しのバースト)が古い状態に対して処理される不具合も修正。
UI・リスト
- バージョン: v2.1.283(2026-09-25)
- 内容:
/mcpツール一覧の表示件数増・ページキー/マウススクロール対応・組織ブロック済みツールへの警告アイコン、/tasksのステータスアイコン/ページング、/help・/hooks・/copy・/chrome・/memory・/ide・/release-notes・/rewind・/diff・/remote-env・/pluginなどのピッカーのページキー/マウス対応、/skills・/artifactsなど検索ボックス併設リストのポインタ表示改善。compaction スピナーのタイマー/トークン計数表示、MCP ツールが返す画像のファイル保存(Bash/Read で開ける)なども。
起動・レイテンシ・その他
- バージョン: v2.1.283(2026-09-25)
- 内容: 初回応答時のパターンコンパイルをストリーミング中に前倒し、preconnect した API 接続の再利用、
claude -p/Claude Code Remote が対話 UI を読み込まないよう変更、auto-mode 分類器や Artifact ツールを初回利用時ロードに変更するなど起動高速化。サードパーティプロバイダやテレメトリ無効の対話セッションは permission mode 未設定時に auto mode で開始(permissions.defaultModeが優先)。/modelピッカーの Opus 行と Default 名から「(1M context)」表記を削除(ウィンドウ自体は不変)。Windows: PowerShell ツールがcmd /c rd/rmdir/del/eraseでドライブ直下やホームフォルダ等を削除できた不具合を修正。sandbox 設定・git(worktree の証明書検証、CA をGIT_CONFIG_COUNTで渡すケース、資格情報ヘルパー)関連の修正も。
VS Code
- バージョン: v2.1.283(2026-09-25)
- 内容: 自動切替失敗後も permission mode 表示が Default のままになる不具合(切替を成功までリトライ)、Web からテレポートしたセッションの取りこぼしメッセージ、Web セッションが一覧から隠れて空チャットが開く問題、再オープン/リロード時のターン分割・rewind 済みターン表示、狭いパネルでのフッタ表示崩れ、貼り付け後のカーソル/選択のズレを修正。
Cloud sessions / Claude Tag / Code Review
- バージョン: v2.1.283(2026-09-25)
- 内容:
- Cloud sessions: 実行中のクラウドセッションへ、GitHub アカウントが読み取り可(push 不可)なプライベートリポジトリを読み取り用に追加できるよう改善。サーバ側再起動からの復帰時に完了済みステップ(コメント/push の重複)を再実行する不具合を修正。新規 routine スケジュールの既定を毎正時から数分ずらすよう変更(正時ちょうどは数分遅れて開始しうる旨の注記付き)。
- Claude Tag: Claude の Slack 検索を「追加された公開チャンネル」に限定する管理設定(組織/ワークスペース/チャンネル単位)、接続後ページの Back to Slack ボタンを追加。attach rule 経由のバンドルでコネクタ/プラグインが表示されない問題、重複返信、旧プライベートチャンネル ID 変更で routine が止まる問題などを修正。
- Code Review:
@claude reviewが GitHub の PR 取得失敗で無反応になる問題(1回リトライ+失敗時コメント)、時間切れで未検証終了したレビューの課金扱い(incomplete 表示・非課金・1回リトライ)を修正。
使い方メモ(任意)
- モデルの版数を厳密に固定して運用したい組織は
availableModels+availableModelsMatch: "exact"(+必要ならdeniedModels)で「登録した版だけ許可」を実現できる。新モデルは明示登録するまで自動では使われない。 - 手元の CLAUDE.md やスキルが古いモデル前提の書き方になっていないかは
/doctor prompt-auditで点検できる。