Claude Code キャッチアップ: 2026-10-15
今回の注目ポイント
- v2.1.301 の1リリースを収録(前回収録は v2.1.300 / 2026-10-14)。新機能は少なめで、修正と改善が中心。
- vim モードに
%モーション(対応するカッコへジャンプ)を追加。単独でも d/c/y と組み合わせても使える。 - VS Code 拡張に LaTeX 数式レンダリングを追加(
$$・複数行\[ … \]・インライン$…$/\(…\))。 - Read ツールがバイナリを誤ってテキスト読みする問題を修正(.xlsm・.parquet・.epub・.heic など)。Grep / Glob は検索プログラムが結果を返す前に異常終了したとき「一致なし」でなくエラーを返すように修正。
- コンテキストウィンドウの小さいモデルへ切り替える際の挙動を改善。長すぎる会話は切り替え前のモデルで先に要約。さらに、要約に利用クレジットを無断で消費してしまう問題も修正。
- unattended retry モードに
CLAUDE_CODE_RETRY_WATCHDOG_MAX_USAGE_LIMIT_WAIT_MSを追加。使用量リミットのリセットが遠すぎる場合、待たずにリクエストを終了できる。 - mod(モッド)の
Inputに複数行入力rowsを追加(Enter で送信、Shift+Enter またはバックスラッシュ+Enter で改行)。質問ダイアログ上のツリーが Markdown+最大48行に対応(ターミナルは12行プレーンのまま)。 - OpenTelemetry を拡充。
tool_decisionイベントにclassifier_verdict・permission_mode(auto モードの分類器判定と権限ルール由来を区別)、OTEL_LOG_TOOL_DETAILS=1時にclassifier_categoryを追加。
新機能・変更(changelog)
対象バージョン: v2.1.301
v2.1.301(2026-10-15)
- 新機能 / 追加:
- unattended retry モード(
CLAUDE_CODE_RETRY_WATCHDOG)向けにCLAUDE_CODE_RETRY_WATCHDOG_MAX_USAGE_LIMIT_WAIT_MSを追加(リセットが遠すぎる使用量リミットでは待たずにリクエストを終了)。 claude-apiスキルに OpenTelemetry トレーシングのガイダンスを追加(antCLI でのトレース送信先設定を含む)。- vim モードに
%モーション(対応するカッコへジャンプ。単独でも d/c/y と併用も可)を追加。 - mod の
Inputにrowsを追加(ターミナルで複数行のテキストフィールド。Enter で送信、Shift+Enter またはバックスラッシュ+Enter で改行)。 - OpenTelemetry
tool_decisionイベントにclassifier_verdict・permission_modeを追加(auto モードの分類器判定と権限ルール由来を区別)。 - OpenTelemetry
tool_decisionイベントにclassifier_categoryを追加(OTEL_LOG_TOOL_DETAILS=1時。分類器ブロックが一致した組み込みルール名を表示)。
- unattended retry モード(
- 主な修正(抜粋):
- 終了時、
WorktreeCreateフックが作った worktree に未 push コミットが残り得る場合でも無確認で削除していた問題を修正。 fable(およびbest)モデルエイリアスが、最新 Fable モデルを組織が利用不可のとき Anthropic API でエラーになる問題を修正(1回だけ前の Fable モデルで再試行)。- ディスク満杯でログイン更新に失敗した際の誤解を招く「Please run /login」エラーを修正(該当ディスク名とファイル削除の案内を表示)。
- Grep / Glob が検索プログラムの異常終了時に「一致なし」と報告していた問題を修正(検索失敗のエラーを返す)。
- workflow エージェントが「タスク文にユーザー権限は無い」という harness 注記を読んだ後、ステップをスキップしつつ成功報告する問題を修正。
- PreToolUse フックが Edit / Write を対象にしている環境で artifact の更新が拒否される問題を修正(publish 呼び出しで変更せず、ファイルを編集してから再 publish)。
- 引数名が非常に多い/長いスキル・コマンドの起動が数秒止まる問題を修正(先頭64件・各64文字までに制限)。引数が多くのプレースホルダを埋めるスキル/コマンド/フックの大量メモリ消費も修正。
- VTE 0.53 未満ベースのターミナル(RHEL 8 の MATE Terminal 等)で trust プロンプトを覆う
>0q、終了時シェルプロンプト前の>4mを修正。一部 iTerm2 起動時のGOK迷子テキストも修正。 - 名前に
application-inference-profileを含むモデルへ切り替えると、Bedrock でないのにawsAuthRefreshが走りモデル切替フックが遅れる問題を修正。 claude auth status・claude plugin list等の短命コマンドがトークン更新の途中で終了するとサインイン更新タイムアウトや予期せぬサインアウトになる問題を修正。- ターン途中に送られたメッセージで権限チェック中のツール呼び出しが中断されると、モデルに「ユーザーが拒否」と報告される問題を修正。
- コンテキストウィンドウの小さいモデルへ切り替える際、前モデルの要約に無確認で利用クレジットを消費する問題を修正。
- LLM ゲートウェイがリクエストと異なるモデル名を返す場合に、選んでいないモデルで会話が繰り返しコンパクションされる問題を修正。
- 低速/高負荷マシンで Escape 後も vim モードが INSERT のまま残る問題、vim モードで AskUserQuestion の入力中 Esc が回答を破棄する問題(自由入力欄が NORMAL モード対応になり、Esc は NORMAL からのみキャンセル)を修正。
- Read ツールが .xlsm・.parquet・.epub・.heic 等のバイナリをテキストとして読む問題を修正。
- ヘッダ行のみの Markdown テーブルがターミナル幅を超えると何も描画しない問題(plan 承認カードの plan 内含む)を修正。
/claude-apiスキルが Claude Platform on AWS で CMEK 外部キーエンドポイントを「利用不可」と記していた問題を修正。/rewind後にスキルがモデルへ列挙されなくなる問題を修正。- resume 時のコンパクション行が未ロード履歴に ctrl+o を提示する問題を修正(過去メッセージの保存先を案内、fullscreen でも表示)。
- 応答を割り込んだ直後に「new task? /clear to save tokens」ヒントが戻る問題、プラグイン/スキルフックの
ask判定の権限プロンプトがどのプラグイン/スキル由来か示さない問題を修正。 - reftable リポジトリで git チェックがタイムアウト/失敗したとき
/diffが競合中の cherry-pick / revert に気づかない問題を修正。 - 同一セッション内で Bash の
cd後に workflow スクリプトを読み/編集/再実行すると権限を求められる/拒否される問題を修正。 - dark ANSI テーマと16色ターミナルの dim テキスト(塗りボックス内で faint・選択/検索ハイライト下では非 faint・リスト説明を他の二次テキスト同様に dim)を修正。
- mod の
$.model.forkが新プロセスの初回応答完了前に呼ばれるとnothing-to-forkを返す問題(claude -p実行やクラウドセッション)を修正。
- 終了時、
- 変更 / 改善(抜粋):
- コンテキストウィンドウの小さいモデルへの切り替えを改善(新モデルに長すぎる会話は前モデルで先に要約)。
- 長時間動くサブエージェント実行中の描画性能を改善(進捗トレイルを毎描画で全再処理せず差分更新)。
- artifacts を改善(Claude が書くページが sticky ヘッダ上の帯を塗るようになり、モバイルアプリでスクロール時にそこへテキストが出ない)。
- mod を改善(VS Code・デスクトップ/モバイルアプリで質問ダイアログ上のツリーが Markdown+最大48行に対応。ターミナルは12行プレーンのまま)。
- mod フックの
.catchハンドラをフックの throw / timeout 時のみ実行に変更(フック自身の呼び出し下で発生したイベントは.catchを尋ねずスキップ)。 - mod の
$.env.setを、変数の設定/解除完了時に{}、書き込めない場合は理由付き{ deny }で解決するよう変更。
- Fullscreen モード:
/compact・auto-compact が可視トランスクリプト再構築中に UI を一瞬フリーズさせる問題を修正。 - Self-hosted runner: managed settings が MCP サーバを制限するとき Slack 起動セッションがリポジトリを見つけ/アタッチできない問題を修正(
deniedMcpServersでそれらを無効化)。無関係なセットアップ/セッション失敗が git の missing-ref 文言を引用するとソースブランチ削除扱いで再試行されない問題、終了中セッションの失敗/辞退リリースをログが再試行と約束する問題(繰り返し失敗は回数表示)を修正。 - [Windows]: 停止したバックグラウンド PowerShell コマンドの出力ファイルに閉じの
[killed]行が欠ける問題を修正。 - [VSCode]: Claude の応答に LaTeX 数式レンダリングを追加(
$$・複数行\[ … \]・インライン$…$/\(…\))。Pro / Max プランの使用量リミットバナーに「Get more usage」リンクを追加(VS Code / JetBrains パネル)。パネルをクラッシュ/フリーズさせる会話が再読込ごとに再び開く問題、長い thinking 中にパネルが遅くなる問題(thinking 全文を毎更新で再パースしない)、一部 language server で rule コード(例 MD013)が「[object Object]」表示になる問題、dictation 非提供環境でネイティブ dictation 音声モジュールがマイク権限チェックのため読み込まれる問題を修正。
使い方メモ(任意)
- vim モードの
%: 対応するカッコへジャンプ。d%・c%・y%でカッコ対応範囲の削除/変更/ヤンクができ、コード編集時の移動が速くなる。 CLAUDE_CODE_RETRY_WATCHDOG_MAX_USAGE_LIMIT_WAIT_MS: 無人の自動リトライ運用で、使用量リミットのリセットが遠すぎるときに延々と待たせず打ち切れる。CI やルーティン等の自動実行で待機時間が読めない場合に有効。- Read / Grep / Glob の挙動変化: バイナリ(.xlsm・.parquet・.epub・.heic 等)がテキスト誤読されなくなり、Grep/Glob は検索自体が失敗したとき「一致なし」でなくエラーを返す。スクリプトで結果を判定している場合、無言の空結果が減り失敗を検知しやすくなる。
- 小さいコンテキストウィンドウのモデルへの切替: 長い会話は前モデルで先に要約されるため切替が通りやすくなった。一方で以前は無断でクレジットを消費していた要約も確認が入るよう修正された。