Claude Code キャッチアップ: 2026-10-07
今回の注目ポイント
- v2.1.290 〜 v2.1.293 の4リリースをまとめて収録(前回収録は v2.1.289 / 2026-10-03)。v2.1.290 が大型のバグ修正リリース、v2.1.291 がその回帰修正、v2.1.292・v2.1.293 が機能追加+多数の修正。
- Claude Haiku 5.5(
claude-haiku-5-5)を追加(v2.1.293)。Anthropic API の既定 Haiku モデルに。1M コンテキスト、$0.10/$0.50 per Mtok(10万トークン超のプロンプトは $0.50/$2.50)。 - Agent ツールに
effortパラメータを追加(v2.1.292)。サブエージェントを指定した effort レベルで実行できる。 - セキュリティ修正(複数): PreToolUse フック承認・auto モードが ネットワーク(UNC)パスのファイル読み取りで権限プロンプトをバイパスする問題を修正(v2.1.292)。画像・ノートブック・PDF 読み取りで、読み取り中に差し替えられた symlink 経由で承認範囲外のファイルを返せる問題を修正(v2.1.290/292)。
rm -rfが home フォルダの 8.3 短縮名など別表記で削除扱いにならない問題を修正(v2.1.292)。 - WebFetch が 10 万文字超のページ本文を黙って捨てる問題を修正(v2.1.290)。未読量を伝え、
offsetで続きを読めるように(本キャッチアップでも実際に機能)。 - スケジュールタスク(
/loopや予約タスク)の信頼性を大幅に改善(v2.1.290/292)。compaction 後・resume 後・バックグラウンド移行後に発火しない/余計に再実行される問題などを多数修正。 - プラグイン / Claude Mods の安定化が引き続き大量(v2.1.290/292)。フックの
.catchスキップ、権限フックのすり抜け、ホットリロード周りなどを修正。
新機能・変更(changelog)
対象バージョン: v2.1.293 / v2.1.292 / v2.1.291 / v2.1.290
v2.1.293(2026-10-07)
- モデル: Claude Haiku 5.5(
claude-haiku-5-5)を追加。Anthropic API の既定 Haiku モデルに(1M コンテキスト、$0.10/$0.50 per Mtok、10万トークン超は $0.50/$2.50)。 - モッド / プラグイン:
subagentStatusLineのペイロードにagentTypeを追加(カスタムサブエージェント種別を判別可能に)。$.tool.registerにisDeferredを追加。falseでツールのスキーマをツール検索の裏ではなく最初からプロンプトに載せる。
- 主な修正:
- context compaction の前後で、直前の自分の行動を「完了済み」と誤認して完了済み作業を取り消す/やり直す問題を修正。
- HTTP MCP 接続が送信した全リクエストを接続終了まで保持するメモリリークを修正。
- Claude が作業中に送ったメッセージが
←(バックグラウンド移行)で失われる問題を修正。 /modelの effort の ←/→ が最高・最低を超えて循環し、誤って Low を既定 effort に保存してしまう問題を修正。--chrome開始セッションで/tuiが Chrome 接続を切る/--no-chromeを無視する問題を修正。- vim モードの各種修正、キーバインド検証(単独スペースをエラー扱いしない 等)。
- 変更:
- claude.ai のスキル同期を、セッション未使用時に約10分ごと→約40分ごとに変更。
- v2.1.281 の auto モード拒否メッセージ変更をリバート/v2.1.290 のクラウドセッション
/loopwakeup 復帰修正をリバート(コンテナ再起動後も起きないまま)。 - artifacts: 2週間以上前の正確なバージョンにライブラリを固定。
- [Claude Tag] / [Code Review]: Slack 周りの修正複数、Code Review の「リポジトリ追加」ダイアログで追加失敗の理由を列挙するよう改善。
v2.1.292(2026-10-06)
- 新機能:
claude plugin installに--marketplace <source>を追加(必要ならマーケットプレイスを追加してからインストール)。- Agent ツールに
effortパラメータを追加(サブエージェントを指定 effort で実行)。 CLAUDE_CODE_OVERLOADED_RETRY_BASE_DELAY_MS(529 過負荷リトライの基準遅延)を追加。- モッド向けに
prompt.autocompleteフック、$.model.completeのプロンプトキャッシュ(cache: true)、agent.spawnフックへのワークフローエージェント情報を追加。
- セキュリティ / 権限:
- PreToolUse フック承認・auto モードが UNC(ネットワーク)パスのファイル読み取りで権限プロンプトをバイパスする問題を修正。
- サンドボックスコマンドが
/ultrareviewアップロードのステージ済みコピーを読めた問題、管理サンドボックスの read-deny パスがセッション途中で現れた際に権限が残る問題を修正。 - ノートブック / PDF 読み取りで、読み取り中に差し替えた symlink 経由で承認範囲外のファイルを返せる問題(macOS/Windows)を修正。
- 改ざんされたオンディスク設定キャッシュが組み込みポリシープラグインを無効化できる問題、
rm -rfの 8.3 短縮名など別表記の home/ドライブ削除が検知されない問題を修正。
- 主な修正:
- 128 文字超の MCP ツール名で全リクエストが失敗する問題、
NO_PROXYが自身の API リクエストで無視される問題を修正。 - Read の
pagesにリスト(例 “6,9,15”)を渡すとエラーなく最初の1件だけ返す問題、256KB 超の @メンションファイルが黙って除外される問題を修正。 - 長い箇条書き返信のレンダリング速度改善、
claude -p/SDK の起動改善(MCP のresources/list応答を待たない)。
- 128 文字超の MCP ツール名で全リクエストが失敗する問題、
- 変更:
- 予約タスク・Run now の routine 実行が、承認を求めず「本人のみ閲覧可」の新規アーティファクトを公開するように(コネクタ等を要求するものは引き続き承認が必要)。
- ローカル(stdio) MCP 接続の既定プロトコルを 2026-07-28 に(
MCP_PROTOCOL_NEGOTIATION=legacyでオプトアウト)。
- [Cloud sessions] / [Remote Control] / [Claude Tag] / [Code Review]: routine が終了後も「実行中」のまま残る問題など多数修正。
v2.1.291(2026-10-06)
- 2.1.290 の回帰修正: クラウドセッションで権限プロンプトへの回答が失われることがある問題を修正。
- 2.1.288 の回帰修正: 終了時にセッションの最後のメッセージが失われることがある問題を修正。
v2.1.290(2026-10-05)
- 新機能:
- モッドの
turn.stepフック結果にserverToolUses(API が自前で実行したツール呼び出し)を追加。 - プラグインフックの
tool.checkにagentId/ceilingを追加(サブエージェントの権限チェックを判別、組織が要求する承認レベルを提示)。 claude attach <name>/claude logs <name>(セッション名の一部で指定可)、/claude-api managed-agents-onboardを追加。- 管理設定が sandbox の allowRead パスや許可ドメインを無視する場合の
/status・doctor 警告を追加。
- モッドの
- 主な修正:
- WebFetch が 10 万文字超の本文を黙って捨てる問題を修正(未読量を伝え
offsetで続きを読める)。 - 数百枚の画像を含む長いセッションが “unprocessable” エラーで止まる問題、深くネストしたリストでのスタックオーバーフロークラッシュを修正。
- スケジュールタスク(
/loop・リマインダー)が compaction 後・resume 後に復帰しない//background移行後に発火しない/resume ごとに余計に実行される問題を修正。 - plan モードが
--continue/--resume/resume ピッカーから復帰しない問題を修正。 - Bash 権限チェックが、シェルがワイルドカード展開する読み取り専用コマンド(
rg・git grep等)を自動承認してしまう問題、変数名を zsh が異なって読む場合などを修正(承認を求めるように)。 - 画像パス・@メンションフォルダのファイル名に Read の deny ルールが効かない問題(symlink 差し替え含む)を修正。
- モッド / プラグインのフック
.catchがスキップされる・権限フックがすり抜ける問題を多数修正。
- WebFetch が 10 万文字超の本文を黙って捨てる問題を修正(未読量を伝え
- 変更:
- 対話セッションの WebSearch 予算を時間経過で回復する方式に変更(100 calls/hour、
CLAUDE_CODE_WEB_SEARCH_REFILLS_PER_HOURで調整、0 で無効)。従来の 200 回で打ち止めを廃止。 - Claude in Chrome をプロジェクト設定ファイルから有効化できないように変更(
--chrome・/chrome・ユーザー設定を使う)。 /code-reviewの medium effort で Opus 5.5 / Sonnet 5.5 でも cleanup・CLAUDE.md 規約の指摘を報告するように変更。pyrightを読み取り専用扱いから外し、実行前に権限を求めるように変更。
- 対話セッションの WebSearch 予算を時間経過で回復する方式に変更(100 calls/hour、
- [VSCode] / [Cloud sessions] / [Remote Control] / [Claude Tag] / [Code Review]: 画面読み上げの「Message queued.」通知、メッセージタイムスタンプの既定表示、Slack の fast mode(
!fast)追加ほか多数。
使い方メモ(任意)
- Agent ツールの
effort: サブエージェントを呼ぶ際に effort レベルを指定できるようになった。重い調査タスクは高 effort、軽い確認は低 effort といった使い分けが可能。 - WebSearch 予算: 従来は 1 セッション 200 回で打ち止めだったが、v2.1.290 以降は毎時 100 回ずつ回復する方式に。長時間の調査セッションでも枯渇しにくくなった。
- 権限まわりのセキュリティ修正が重要: UNC パス・symlink 差し替え経由での読み取り権限バイパスが修正されたため、権限ルール(Read deny・サンドボックス)に依存した運用をしている場合はアップデートが推奨される。
- routine(クラウド定期実行)の artifact: 予約タスク・Run now の実行が、承認なしで「本人のみ閲覧可」のアーティファクトを公開するようになった(このキャッチアップ運用のようなレポート系 routine に関係)。